新型コロナウィルスの感染拡大を受け、テレワーク(在宅勤務)に切り替える企業が急増しています。
厚生労働省がLINEで実施したアンケートによると、テレワークを実施している人は、回答者全体のわずか「5.6%」だそうです。
それでも、3ヶ月前に比べれば、国内では「急増」と言えるのではないでしょうか。
ただ、急に在宅勤務を始めた人の中には、会社と同じようにはいかず、思うように仕事がはかどらないという人も多いようです。
要因はいくつかあると思われますが、仕事に集中するために即実践できる方法の一つとしては「家の中での作業場所を確保し、固定化する」ことが挙げられます。
仕事がはかどらないのは、「自宅=くつろぐ場所」だから。
そもそも自宅は、くつろぐためのスペースです。その中にパソコンを持ち込んで仕事をしようとしても、周囲にくつろげるモノが溢れていては、集中できるはずがありません。
自宅以外で仕事をできる場所があれば良いですが、外出自粛を求められる中、それでは問題の解決にはなりません。
家の中で、集中力を欠きそうなモノを極力排除し、シンプルに徹したスペースを作ることは、案外重要なポイントなのです。
ご家族のいる方は、仕事部屋を確保すること自体が難しいかもしれませんね。
その場合は、部屋まるまる一つをワークスペースにする必要はありません。
家の中のどこかのスペースを、会社の自分のデスクに見立て、目の前や左右、背後をスッキリとさせるだけでも、「仕事をするための環境」を整えることはできます。
「なんだ、そんな事?!」と思われるかもしれませんが、ぜひ試してみてください。
もう一つ大切なのは、家の中で「ここで仕事をする」と一度決めたら、それ以外の場所では極力仕事をしないことです。
どこでもパソコンを広げてしまうと、「いつでも仕事をしている状態」になってしまいます。それは同時に、「いつでもサボれる状態」とも言えます。
会社でも、自席に着けば自然と仕事モードになり、会社を出れば放っておいてもプライベートモードになります。
家でも同じような環境を作り出すために、仕事は作業スペースのみで行うようにすることをお勧めします。
毎日続けることで、自然とオンとオフの切り替えができるようになりますよ。